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YCCメンバーブログ

YCCメンバーによる雑記など

雪化粧。

梅太郎でございます。

昨日(19日)は仕事のため()、山梨県へ。

そこは、富士急ハイランド (何故、仕事で? など考えないように)

ただそこは、生憎の雪模様

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今年、自分はの当たり年かな…。


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【新連載 よんさま物語「第1章 さあ、行こうか。」byサト】

冬なのでベランダのプランターが淋しい。
深沢七郎がラブミー牧場をやっていたので、それじゃあ俺もやろうかなと、2年程前からベランダで勝手に野菜など作り始めた。常軌を逸するほど繁殖したのがパセリとニラ。台風に吹き飛ばされたのがゴーヤ。「台風には強いんじゃないのか、お前らは」と取り急ぎツッコミだけは入れておいた。紫蘇はそこそこ成功し、大根は哀愁を込めて失敗した。そんな賑やかだったプランター菜園も、今は枯れ野状態である。何故かまだ実っているプチトマトが不可解だが、あとは茶系統の枯れた葉っぱがズラリと並び可愛げもない。ああ、淋しいなあ、とベランダを見ると思う。淋しいと言えばこの私だ。
前置きが長過ぎてどこに行くかと自分でも不安だったのだが、いま、淋しいと言えばこの私なのである。私はこのYCCアワードで、「キング」と呼ばれた男である。正確に言えば、「呼ばれ続けた男」である。さらに正確に言うならば、「4年間もキングと呼ばれ続けた男」である。その男が昨年末、「キング」の座から落ちた。しかもこれが2位とか3位ならまだしも、こともあろうに4位だ。転がり落ちるにもほどがある。「4位は立派な成績だ」と容赦なく俺を4位にしたメンバーたちが当日俺を慰めてくれた。確かにこの激戦で4位になれたのは善戦と言える。周囲を見回して、今回自分が秀でていた点は皆無である。4位が悪いとは思わない。ありがたい応援もいただいた。しかしだ。しかし四冠した男が4位に下がるという経験は、なった者でなければ分かるまい。これは紛れもない屈辱だ。俺は男らしいので、男らしく堂々と言わせてもらうが、よくあの場で泣かなかったもんだ。さらにこの結果を笑顔で受け入れて、優しい笑顔を浮かべつつ、「俺はもう順位に関係なく、ただみんなといい映画を作るために頑張るよ。みんなよろしくネ」等とは、死んでも言わん。俺は役者である。役者が競争に、勝利に拘らんでどうするのか。俗なことに執着しなくてどうするのか。4位になって、「ヨンサマ」と即日呼ばれたこの悔しさを(本物のヨンサマに他意はないが)晴らさんでどうするのか。
ショックからか、年末から正月にかけ大風邪をひいていた。極めていまの俺は、弱い。この一件以外にも、諸事情から相当に弱っている、こんなに弱った俺は、近年稀である。だが弱まりながら、1月2日に小説を一本書き上げた。短編で登場人物は2人。弱まった俺は、これを映画にするか。弱まりながら、5月にはイラストの展覧会に参加させていただく予定だ。弱まりながら、何年かぶりに、このブログで連載を始めようと思い立った。そしてさまざまな清濁を引きずり込んで、俺は今度は「永遠のキング」を目指していかなければならない。それが俺の役者としてのプライドである。仕事先で昔、座右の銘に「役者の矜持」と何が言いたいんだかよく分からないことを書いたのは、まさに俺であった。さあ、行こうか。
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